家族葬を考える⑩ 実例3

今朝のTVで葬儀の特集をやっていました。この業界にいる人間にとっては特に驚くような内容ではなかったのですが。こういう特集を見ていていつも不満に思うのは、最初から葬儀業界は不透明であるという前提で話が始まっていることです。特集の中では、2つの葬儀社の見積もりをとったら倍以上の差があったという実例や、時間的に葬儀社を選ぶ余裕がなかった人が実に95.8%にもなるという数字の報告もありました。葬儀社にも反省すべき点はたくさんあると思いますが、最近ではほとんどの葬儀社で見積もりを出してくれたり、インターネットで情報を公開していますので、実はその気になればかなり細かいところまでわかるのです。一つ言える事は、そういうことを調べるのは気が重いので、実際にはそれを行動に移す人は少ないのでしょう。だから、万が一の時に全てが葬儀社の都合で進められてしまっているように感じてしまうのでしょうか。(それとも今でもそんなぼったくりのような葬儀社があるのでしょうか?)
葬儀社は一旦依頼してしまうと途中で業者を変えることはとても難しいので、事前の情報は本当はとても大切なのです。

さて、今回はこれって家族葬?というケースです。
お亡くなりになったのは100歳を超える女性でした。現在のお住まいに長くすんでおられたそうです。ご遺族のご希望は「本人も高齢でそれほど近所づきあいもないし、家族葬で」ということです。ご遺族のご希望なのでその方向で進めてはいたのですが、問合せの電話があったりお供物が届いたりととても家族葬という雰囲気ではありませんでした。ご遺族に家族葬は難しいのではと相談させていただきましたが、「大丈夫、大丈夫」と、あくまでも家族葬でとおっしゃいます。そして、お通夜当日、心配は現実になってしまいました。30名からせいぜい40名しか収容できない当社の家族葬専用式場に70名超の参列者が来られ、式場に入れない人をロビーに椅子を並べて対応しましたが、えらくご迷惑をかけてしまいました。参列者の方のお一人が、空いている大きな式場を指差し「なんでこっちを使わないの?」。おっしゃる通りでした。この施行での反省点は、ご葬家様の情報を十分に把握できていなかったことと事前の雰囲気で一般の方も相当数来られるということがわかっていたのに広い式場に変えなかったことです。ご葬家の皆さんもこれほど参列者が来られると思っていなかったようで、身内+若干名なので小ぢんまりとやりたかったそうです。ご葬家の皆さんは、自分たちの希望通りに出来たとおっしゃってくれましたが、「これって家族葬?」と思ってしまう施行でした。

宣伝 メモリアルホール柳崎会館の家族葬専用式場とは

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